埼玉県自動車盗難の認知件数の俯瞰的考察
少し古い統計で恐縮ですが、先日茨城県の自動車盗難についての統計を載せたので、今日は埼玉県の2013年度の市町村別自動車盗難の認知件数が埼玉県警察HPに載っていたので画像を引用します。
自動車盗難の認知件数は東高西低?
下記の画像をごらんください。画像を見てすぐに気がつくのは、埼玉県の自動車盗難の認知数は典型的な「東高西低」型ということです。やや「南高い北低」とも言えます。
画像を見てすぐに気がつくのは、埼玉県の自動車盗難の認知数は典型的な「東高西低」型ということです。やや「南高い北低」とも言えます。
次の画像もごらんください。自動車窃盗認知件数の上位市町村を確認しましょう。
窃盗認知件数の認知率で違う結果がみえてくる
人口の多い市町村は事件も多い、逆に少ない市町村は事件も少ない傾向があります。つまり、認知件数だけで判断は少々乱暴であるかもしれません。
極端な場合、さいたま市をはじめとした数十万から100万の人口を抱える大都市と人口3万未満の町を比べるのはナンセンスではないでしょうか。…というわけで、認知率(発生率)を求めることにします。認知率は市町村別人口を認知件数で割ることで求められます。(本来なら逆なのでしょうが、小数点が多いので便宜的に件数で割ります)
窃盗認知件数と認知率のランキングの変動
なかなか面白い情報が得られそうです。
市町村別人口を自動車窃盗認知件数で割った数値を()内に表します。単位は人/件です。
認知1件につき、何人の人口がいるか。
()内の数値が高ければ高いほど、認知率は低いということになります。
つまり低いと危険ということです。
※なお、人口は2013年度のものです。
自動車窃盗認知件数
1位川口市 204件(2800)
2位越谷市 150件(2216)
3位春日部市 116件(2020)
4位三郷市 106件(1275)
5位さいたま市岩槻区 71件(1545)
6位草加市 65件(3785)
7位さいたま市見沼区 57件(2805)
8位吉川市 50件(1366)
9位熊谷市 47件(4245)
10位加須市 47件(2393)
11位八潮市 47件(1826)
窃盗認知件数と認知率のランキングは変動しつつも東高西低な車両盗難認知危険率に変わりなし
以上より、なんと自動車窃盗認知率では、熊谷市が他の市町村の追随を許さないほどでした。しかし、順位に変動はあれやはり東高西低のん認知率は崩れることはありませんでした。
数字が示している通りです。原因うんぬんの分析よりもまずは一人ひとりが今まで以上に警戒するしかありません。
埼玉県の東部および熊谷市近郊の法人様や個人様は気をつけてください。
ESP防犯では、専門の防犯設備士が防犯カメラについてのご相談をお待ちしております。埼玉県では自動車盗難被害が深刻です。犯罪を未然に防ぐため、全力でご協力いたします。
ご予算に制約がある場合、なるべく安い費用で防犯カメラ設置をご希望の方は、どんな些細なことでもお気軽にお問い合わせいただければと思います。